HOME 健康相談Q&A QA007a認知症患者について

第11回健康相談セミナー 質疑応答より 認知症

(1)認知症患者の徘徊について

(平成26年06月7日)
question 認知症患者の徘徊に対して、家庭内ではどういう点に注意をすればよいのでしょうか? また施設内では、どのようなことに配慮しているのでしょうか?
                               
amswer 認知症が進行するにしたがって、時間・空間・人物が分らなくなってくるので、自分がどこにいるのか分らなくなる。思い込みや妄想などが重なって、理由もなく外へ出てしまい、当てもなく徘徊するようになる。

●家庭内での対策として、次のことに心掛ける。
1)不安を取り除いて安心できる環境を作る。
2)頭ごなしに叱ったり、否定することはしない。返って頑な行動に出ようとする。
3)さりげなく気をそらすようにする。
4)外へ出るときは、後ろからそっとついて行く。
5)住所、氏名、連絡先などを記入したタグを身につける。
6)近所の人たちにふだんから良く話しておき、協力をお願いする。
7)GPSを身につけておく。
8)トイレの場所は分り易いようにドアを開けておく。
9)夜間にもトイレが分るように電気をつけておく。
10)「認知症の人と家族の家」の会などに出席して情報を得ておく。

●施設内での対策
1)施設では身体拘束は禁止されているので、さまざまな対策が工夫されている。
  例えばベットの傍にセンサーを置き、立った時に判るようにする、ベットを低くす
  る、マットを敷く、畳にする、トイレへ行く時間を把握して、早めに一緒に行く。
2)施設から外へは出られないようにしてある。
3)外出・散歩の機会を増やす。
4) 万一、不在が確認されたときの緊急連絡網を整備しておく。                             
(SF)
No007q-1 2014/08/10