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医療教育情報センター
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No197 ![]()
厚生労働省は、新しいダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群」に長崎県の60代男性が感染し、2005年秋に死亡していたことが確認されたと2月26日発表した。感染は国内で5例目。これまで山口県の成人女性(13年1月)、愛媛(12年秋)、宮崎(12年秋)、広島(12年夏)各県の成人男性の計4人の死亡が確認されていた。感染が確認された5例は直近の海外渡航歴はなく国内でマダニにかまれて感染したとみられるが、マダニにかまれた刺し口は見つかっていない。マダニは全国に広く生息し、春から秋の間に屋外で活動する。感染すると1〜2週間後に発熱し、嘔吐や血便などの症状が出る。治療法が見つかっていないため、草むらなどに入る際は肌の露出を控えて、かまれないよう予防する必要がある。
![]() (No197n;2013/03/08)
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